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「ありがとう、来てくれて良かった」の言葉。【出張レポ】


皆さんこんにちは。
マキタで活躍する社員の出張を紹介する「出張レポ」Vol.2です。
今回は、設計部計画グループのチームリーダーとして活躍しているY.K.さんにお話を伺いました!
今回のテーマは「コロナ前の出張」についてです。
海外へ出向くことが多かった過去の出張はどのようなものだったのでしょうか。


<プロフィール>
Y.K. 
2010年入社
技術本部 設計部 計画グループ チームリーダー

新卒入社後、品質保証部 試験グループへ配属
2017年に主任へ昇格
2018年、品質保証部 技術サポート 主任 へ異動
2019年、設計部 計画グループに異動
2022年より現職


入社してから12年間で、様々な業務を経験されてきました。
現在では社内のある一大プロジェクトのプロジェクトマネージャー(専任)としてもご活躍されています。

コロナ前の海外出張


4年ほど前のお話です。
私は当時、技術調査業務(主に保証期間内の問い合わせや修繕業務)を担当していました。
マキタのエンジンが搭載された船舶は外航船が多く、コロナ前は海外出張が非常に多くありました。
(※2022年秋以降海外出張が解禁され、現在では月1件のペースで海外出張があります。)
当時は1年間でシンガポール、インド、デンマーク、中国へ行っていました。
当時、その年だけで4回目となるシンガポール出張がありました。
さすがにこれだけシンガポールに行っているとなんの不安もありませんが、ワクワクもしませんでした。
シンガポール港は、世界有数の補油港の一つで湾内にはいたるところで船が停泊しています。
大抵は通船と呼ばれる小さな海上タクシーに乗り、湾内に停泊している目的の船まで移動します。



その時の修繕ミッションは、エンジンの逆転始動に時間がかかりすぎているので、原因を突き止め、スムーズに逆転始動ができるようにすることでした。
本船はブレーキの代わりに、エンジンを進行方向の回転から逆回転させて船速を落としています。
このブレーキをかけようとしても、すぐにかからない…ということはかなり危険な状態です。
重大事故を防ぐために、本船の乗組員と汗を垂らしながら、不具合部品を突き止めて無事解決することができました。
管制器(※主機の回転方向、前進⇔後進を切り替えるもの)のエアシリンダーにゴミと油が入っていたのが原因でした。


このように解決できた時は、お客様から「ありがとう。来てくれて良かった。」と言って頂けます。
私はこの言葉を聞くたびに、これからも世界中の困っている船を助けに行こうと思え、日々の業務の原動力になっていました。




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