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製造に関わるすべてに目を行き届かせて、 スムーズに生産できる環境を整える。

皆さんこんにちは。
マキタで活躍する社員を紹介する「社員のはなし」Vol.3です。
生産管理部で奮闘する社員にこれまでの経歴や今後の抱負を伺いました!

<プロフィール>
Y.I
2009年入社
製造全体の動きを把握して納期を守れるように調整しながら、生産効率を向上させる方法を模索しています。

会社と会社、部署と部署の間に立つ

私は入社して10年以上経ちます。
入社当初は電気の生産技術の仕事をしながら生産計画(現在の生産管理)をしていましたが、生産管理部ができてからは生産管理に専念しています。
生産管理とは、全体の生産の流れを中立の立場で調整する仕事です。
綿密なスケジュールが組まれている造船という巨大プロジェクトの中で、エンジンの納期だけを遅らせることはできません。
生産の途中で何か問題が起こったとしても、それを解決して納期に間に合わせるように調整するのが私たちの役目です。
会社と会社、部署と部署、その間に立って交渉する仕事であるとも言えるかもしれません。
とはいえ材料の納品が遅れた場合などは、そのロスを取り返すために現場にがんばっていただくほかなく、力不足を感じることも多いです。
しかし、これからも様々な方法を摸索して、社員みんなが働きやすくなる調整をしていきたいと思います。

今よりも生産性を向上するために

数年前より、生産管理の新しい仕事としてスタンダードタイムシステム(STS)が始まりました。
これは、各工程の標準工数(作業時間)を設定し、実際にかかった工数と比較することで、自分たちで気づいていない問題を見える化しようという試みです。
成果の一例としては、工数がオーバーしていたある作業の原因を探ることで、仕入れた材料に防錆剤が多すぎ、それを落とす余計な作業が発生していることを突きとめました。
納品業者と話し合って防錆剤を調整することで工数削減に結びついています。
標準工数をどう設定するかなどの問題はありますが、各部署と相談しながら調整を重ねれば、もっともっと改善点を発見できるのではないかと期待しています。
近年はどの業界も人手不足で、当社の状況も同じです。
その中で成長していくためには、無駄を省いて生産効率を上げなくてはいけません。
当社では工場内にタブレットPCを導入し、データの収集や分析、情報共有のスピード化を実現しています。
また、工作機械ごとの稼働状況をセンサーを使って可視化したり、加工ロボットを導入したりして効率性を高める工夫をしています。
新しい技術を活用しながら、それぞれの仕事に集中できる環境を整えていきたいですね。 

もしガスエンジンを製造するなら

そもそも私は船に関わる仕事がしたくてマキタに入社しました。
本当は造船会社に入ろうと思っていたはずなんですが、マキタの会社説明会で見たビデオに感動して「ここで働きたい!」と思ったんです。
現在の仕事は、大学で学んだ機械工学の知識がすべて生かせているわけではありませんが、働いていると教科書から学んだことが実際にどのように使われているかわかります。
もう一度、生きた知識として覚えられているのかもしれません。
今、世界の造船業界では、より環境に優しい燃料への転換が求められています。
実は私は、社内でも数少ない高圧ガスの製造責任者になれる資格を持つ人間です。
いつかガスエンジンを製造する時がくれば、ぜひ関わってみたいですね。