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マキタ社員の「一芸」紹介 ~オリジナルデザインで魅せる書道作品~

マキタが行う「一芸」採用とは?

マキタでは「一芸」採用という、他社にはない一風変わった選考を行っています。
強いこだわりをもって打ち込んでいることを綴る自分レポートのようなものです。
マキタが「一芸」を重視する理由をシンプルに言えば、何か一つのことに打ち込める人は、ほかのことでもきっと頑張れるから。
そんなマキタには独特な個性を持った人がたくさん集まっています。
今回は、そんな社員のこだわりをご紹介します!

一芸は書道。作品完成後の仕上げである表具までを念入りに行いたい!

<プロフィール>
R.K. 
2022年入社
総務部 総務グループ

私の一芸は書道です。
幼い頃から硬筆・習字(丁寧な文字を書く)を習い、高校生から本格的に書道(古典に基づいた芸術)を始めました。
幼いころから書道の教員になるのが夢だったので、高校の書道教員免許を取得するために、大学では教育学部書道学科に進学しました。
わけあって今は香川県の舶用エンジンメーカーに就職していますが…

小学生の頃から数々の展覧会に出品しましたが、いつも目指すのは最優秀賞!
全国規模のものであればなかなかハードルも高いのですが、毎度満足のいく作品・結果に繋げるためには努力を惜しみませんでした。
まちがいなく書道のおかげで根性が身に付きましたね!

書道に打ち込んでいるといっても、ただ文字を書いているだけなのでは?と思う方いるのではないでしょうか。
一言でいえば、私は普段は臨書に励み、展覧会時期は作品制作に励んでいます。
臨書というのは、過去の優れた筆跡を手本として書くことです。
(臨書の具体例:香川県を代表する三筆と謳われる空海の代表作「風信帖」を臨書する)
このように中国や日本には書家が残した作品が数多く存在します。
それらを手本として学び、書き方・表現方法に触れ基礎を学ぶことで、書の創作に繋げられるのです。

では、前置きが長くなりましたが今回は私の書道へのコダワリをご紹介します!
書道に励む人にとって、作品そのものの完成度にこだわることは共通認識、当たり前のことですが、私がこだわりたいのは、作品だけでなく、表具のデザインまで考えるところです。
表具とは、書道作品を掛け軸や巻物、パネル、額などに仕立てることをいいます。
作品が完成した後、一般的な表具方法は「表具屋さんにデザインを全て任せる」or「既製品の額や布を選んで決める」です。
こちらの漢字軸作品は、表具屋さんが用意している布カタログから好みのものを選びました。


一般的な表具


しかし、私は表具デザインをオーダーメイドするのが好きなんです。
具体的には表具のサイズ感、額・パネルの形、マットの色味・グラデーションの入れ方、ポイントに入れる金泊の色味・位置・幅など。
検討することはたくさんありますが、とにかく0からの発想なのでオリジナリティを発揮できるのが私の中でのポイントです。
もちろんすべてが思い通りになるわけではないので、表具屋さんに専門的な観点からアドバイスをいただきながらすり合わせていきます。
直接お店に出向けないときには、オンライン会議で入念に打ち合わせをすることもあります。
下の創作作品は一例で、大学生の時のものです。


オーダーメイドで仕上げた表具


書道の作品は、皆さんご存じのように紙1枚です。
だからこそ作品をより魅力的に際立たせるために、作品に合った表具が大切になってくるのだと私は思っています。
自分のアイデアで完結する作品作りは、苦労も時間もお金も莫大ですが、その分想い入れは特別です!


インタビューを終えて

「神は細部に宿る」とはまさにこのことですね!
一芸を極めつつ、仕事との両立も応援しています!
今後も社員の「一芸」についてご紹介していきます。
ぜひ皆さんのこだわりも教えてくださいね!

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